2012年2月24日金曜日

ネズミとおひな様とシロアリ。

 ここ数日は俗に猫の手も借りたいほどの過密スケジュールの中で動きまくっておりました。まぁ、過密といっても大したことはないんですが…。

 そんな数日の間にあった出来事を少し…。我が家にはいろんな生物が生息しているんですが、唯一の哺乳類であるネズミくんもおります。よく天井裏で運動会を盛大に開催しているんですが、最近屋根裏からボクらの生活圏内にも気配が…。で、とある夜にガサゴソと何かをかじる音が…。かなり至近距離にいるなぁと思って、音の発信源を探しました。
 すると、ベニヤの板に穴がッ!多少のことではビビらないボクですが、まさかここまでやってくれるとは思わなかったので、ビックリこきました。屋根裏に餌がなくなったのかな?

 あいたばかりの穴は2センチほど。我が家で木材といえば「屋久杉」です。ん〜、ちょろっと加工して、屋久杉でふさいでみました。ん〜、ここだけ木目が良過ぎる…。

 そんなネズミとの格闘をよそに、愛娘の初節句にむけおひな様を飾りましたッ!北海道のおじいちゃん&おばあちゃんが買ってくれたんです!これがまた木製の台がシックで部屋にマッチしています。おひな様の顔はこんな感じです。もちろん愛娘はもっとカワイイです。

 ここ数日は夜も休まず活動していたのですが、22日の夜はガイドの新年会でした。O氏の呼びかけで10人ほど集まり、ワイワイガヤガヤ。当初の予定ではもうちょっと多めに集まる予定だったのですが、この少人数がまた楽しいんです。表話から裏話まで…。フフフ。楽しひとときであっつうまに時間が過ぎました。

 そして、また朝一番でたんかんの選果作業。2L、L、M、Sサイズに分類し、その後は質のいいものと傷がついたものと手作業で分類していきます。個人的にはL、Mサイズが好きかなぁ。収穫してすぐはまだフレッシュすぎるので、食べごろはあと数日といったところであります。

 その他にもガイドの更新講習会や来月出るガイド本の原稿や愛娘のオムツ交換等、隙間の時間を狙って愛娘と一ヶ月違いに産まれた友達ガイドの「コウノスケ」にちろっとだけ会ってきたり、ドタバタ続きで今日の夜となりました…。

 今夜は屋久島研究講座の日でありまして、シロアリの講演会でした。樋口先生と木原先生による実に興味深い話でありました。屋久島に住む人にとってシロアリというのは実に身近な存在であるだけに、会場は満員御礼ッ!
 樋口先生のシロアリに対する「愛」を享受していただいた後は、リアルシロアリな木原先生の講演。

 現物?である生きたシロアリを一人一人に行き渡るように用意してくれたんです!凄い!これには会場のみんなも大盛り上がりッ!顕微鏡を使ったり、シロアリで遊んだり、興奮の時間でありました。
 中でも面白かったのが、下の写真。ボールペンのインクによっても違うらしいのですが、なんと円を描くと、シロアリくんが円にそって歩くんです!ちなみにこの小さなシロアリはヤマトシロアリくんです。カワイイ動きをしておりました。

 そして、本日ボク的に最も興味深かったのが、シロアリの体にいる「共生原生生物」の話。ロシアの木工お土産に「マトリョーシカ」という人形があります。その中に人形が入っていて、さらにその人形の中に人形がまた入っているというアレです。そんな感じでシロアリの中に原生生物がいて、さらにその原生生物の中にもっと小さい原生生物(バクテリア)がいるんです。
 さらにビックリこいたことに、木原先生の指導により、大シロアリの腸?を引っこ抜き、そいつを顕微鏡でのぞいてしまいました〜!いるわいるわバクテリアちゃん。一瞬、背筋がゾクゾクするんですが、よ〜く見ると可愛い…。顕微鏡を写真で撮ったのがこちらです。動画はまたの機会にするとして、円の中に入っているツブツブが全部動いているんです!なんとも刺激的。

 そんなマトリョーシカな生態系を生々しい体験を通して学べました。シロアリから人間社会もよ〜く見えたような気がします。ちまたで「共生」なる言葉が流行った時がありましたが、本質的な「共生」ってこういう所から見えてくるんだなと。たった90分の講義でしたが、内容が濃かったです。

 最後は木原先生のお友達も会場に遊びに来てくれておりました〜。「しろありん」です。


 そんなこんなで、この一週間は全く休む暇なく動き回っておりますが、中身の濃い日を楽しませてもらっております。

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