2012年7月24日火曜日

夏色宮之浦岳の頂きを頂いてまいりました。

 本日は毎年恒例夏の屋久島女シトカちゃんと2度目の屋久島トーコちゃんと一緒に宮之浦岳へと行ってまいりました〜。昨日、気象庁より梅雨明け宣言が発表されただけに、天気予報も晴れ。実は夏の宮之浦岳は直射日光が凄くて晴れてしまうと雨以上のキツさなのです。2人はテンション高めでボクは心配気味の中スタート。歩き始め早々、まばゆい木漏れビームが2人を照らし始めました。


 それでも昨日の雨で森は潤い、雨上がりのスペシャルコンディションの森でありました。おトーフさんも丸見え。雨女という自覚症状があるシトカちゃんですが、ちょっと心を改心したのかもしれません。


 でもって、宮之浦岳登山は通常のペースで行って帰ってこれません。ペースを早くしないと日が暮れるので、歩きながらしゃべりつつ、ズンズン登りました。で、花之江河に到着したわけなのですが、ボクが携帯トイレブースが汚れていないかチェックして戻ってくると…。早速、昼寝のシトカちゃん。昼寝というよりもまだまだ朝寝でありましたが…。


 2人とも筋金入りの健脚なので歩く所は歩き、まったりする所はまったりする、メリハリが効いた良い歩きでした。しかし、その上手を行く少年が登場…。小学5年生のKOUDAIと名乗る少年がお父さんとハイスピードで登っておりました。しかも、KOUDAIは人懐っこいというか、女性好きというか、どんどんからんできたのであります。よくしゃべる少年でありました。


 でもって、投げ石平からは都合が良すぎなのか、どんどん雲が出てきて、太陽の光をさえぎってくれました!正直な所、夏は晴れてはいけません…。ほんと暑くて暑くて大変なんです。屋久島の神々が応援してくれたのか、雲の中を快調に歩くことができました。

 そして、念願の宮之浦岳頂上に登頂!屋久島一番、九州一番になれました〜!着いた時は雲の中だったのですが、西側の雲がどんどん抜けていき、ランチを楽しんでいる時に永田岳もバッチリ見えてしまいました!しかも、空は夏色。直射日光もほんのちょっとだけで、実に絶妙だったなと。めまぐるしく変わる風景に、トーコちゃんも「ずっといても全く飽きない!」と。島そのものは動いてはおりませんが、雲が動き、景色が動き、心が動いていたのだなと。素晴らしかったっす。


 で、例のKOUDAIが一緒に食べよ〜!ということで、ランチタイム。おいしいランチだったのですが、面白かったのが食後…。鞄の中から出てきたのは任天堂DS!すかさずピコピコやってました。斬新な発想です。頂上で色んなポーズで写真を撮ったり、いろいろと思いを込めた芸をしたりする人がいますが、涼しい顔をしてDS…。そう、ここは宮之浦岳の頂上。大物になるかもしれません。


 そんな頂上で周りのおじさんからもお菓子を頂いたり、お互いに写真を撮ったり、不思議な一体感がある頂上タイムでありました。少し寄り道をして屋久島の代表的な固有種であるヤクシマリンドウを見にいきました。つぼみもばっちりついておりました。


 そんな感じで満足しまくりの頂上から下山開始。帰りは「森に帰って淀川で昼寝休憩をしよう」を合い言葉にガンガン歩きました〜!かなりのハイペースでしたが、さすがシトカちゃんとトーコちゃん。途中からは余談雑談をしながら良いペースを確保しておりました。もちろん美しき夏色の空を楽しみながら…。日が照ると灼熱地獄でありましたが…。


 とまぁ、突進するかのように花之江河へ到着し、特にトイレには行かなくても良いぐらいの状況だったのですが、携帯トイレ体験タイムに。シトカちゃんは持参の携帯トイレで完了いたしました。感想はというと「普通のトイレよりすっごい快適!これならどこだって行ける!」と。女レベルがあがったなと…。


 でもって、かなり巻き気味に歩いて時間に余裕ができ、ブレイクタイムに。ん〜、至福なひとときでありました。少し涼んだ後にボクがトイレから帰ってくると…。シトカちゃんは夢の世界に…。本日は車で寝て、花之江河で寝て、淀川で寝るというハットトリックを決めてくれました!対するトーコちゃんはというと、淀川の美しさに魂まで抜かれてしまったかのような後ろ姿。寝るのももったいない!といった感じでありました。


 その後…、淀川小屋に泊まるご夫婦が話しかけてきてワイワイしていたら…。おばちゃんの話が止まらない…。リュックを担いで歩くそぶりを見せつつ、話が止まらない…。結局30分近くおばちゃんのトークショーが開催となったわけです…。最後はトーコちゃんがうまい切り返し方で歩き始めることができました。さすがにこのトークはボクも計算外でした。笑。

 というわけで、無事に下山完了!最後はトーコちゃんが涙がちょちょぎれてしまうほどに、帰りたくないオーラが…。それだけ濃厚な時間だったなと。夏色の空を楽しみながら、念願の宮之浦岳を絶妙なコンディションの中で登り切り、ワイワイ楽しい一日となりました。

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