2012年8月22日水曜日

真夏ですが、ヒジョ〜に寒かったです。

 本日は屋久島来島8回目のカネゴン、3回目のカメちゃん、同じく3回目のノンちゃんと一緒に宮之浦岳を狙ってきました〜ッ!完全に屋久島中毒症状が現れている3人です…。あくまで狙っただけでありまして、早朝の明け切らぬ真っ暗な道路は時たまピカッと雷様が…。登山口へ近づくにつれドッカン、ドッカン…。作戦会議をした結果、方向性だけを変えることに…。

 とまぁ、歩き始めてみたら霧雨程度でなんてことはない雰囲気。我らが淀川も水は透き通っておりました。若干、朝の雨の影響で緑茶っぽい感じでありました。


 でもって、テクテクと歩いたわけですが、森は潤い、瑞々しさに満ちておりました〜!ん〜、嵐好きのボクとしては素晴らしいんですが、ノンちゃんも「雨って意外と楽しいねぇ」と屋久島の本質に迫りつつあるなと。そして、緑の上から緑を塗ったような苔の上に、真っ赤なキノコがっ!にょき〜ん。おそらくベニヒガサという名のキノコです。


 で、大岩付近で休憩がてらに岩で遊んでいると、カネゴンが「あっ!10円玉が…」と。みんなで見てみるとどうみても10円玉。ん〜、かなりマニアックな位置に入っていただけに、これを外したら大岩が崩れるのではないかと思いつつ、抜いてみたら昭和52年制の10円玉で、大岩も崩れることはありませんでした…。


 とまぁ、そんな感じで順調に展望所に到着。すると厚い雲がちょっと薄くなって、向こうの山がチラリと見えました〜! 「これだけ見えれば妄想できるわ!」とカメちゃん。眼前に広がる風景をめいいっぱい妄想しておりました。


 そんな妄想癖のあるカメちゃんですが、カエル好きでもあるのでした。歩き始めもやや大きめのヒキガエルを鷲掴み。聞く所によると、その昔、カエルの手足を針で固定し、心臓だけくり抜くという定番の解剖をしたとのことで、中の中まで知っているのでした。ちなみに下の写真はヤクシマタゴガエルの赤ちゃん。意外と人懐っこいんです。


 そして、花之江河に到着。もちろん幻想的な霧の湿原でありました。しばらくしたら、超!豪雨が降ってきて、一瞬でしたが黒味の頂上もバッチリ見えちゃいました!なかなかの雨でありました。


 そんな感じで、花之江河付近を激しくウロチョロして、今日はここまでに。岩の影に隠れてランチをしたのですが、さすが標高の高い場所…。時間がたつにつれて猛烈に寒くなってきました〜!台風?ってな風が吹くときもあり、岩の影にもドバ〜っと水しぶきが…。身も心も洗い流されてしまいました。


 かなりのレベルで寒くなってきたので、早々に下山開始。ちょっと動いたら、すぐに身体は熱くなってきて、いい感じになりました。良い雨だなぁと。
 下山はサクサクと軽快に下りてこれました。ときどき、豪雨が降る展開がまたよかったなと。で、帰りの淀川はカメちゃんの言葉を借りるならば、「30分以上放置した緑茶」状態でありました〜!けっこう渋い味がしそうな水の色であったわけです。


 そこそこ雨が降っていたので、本日は小屋にてブレイクタイム。なかなかどうして、激しい動きをした一日だっただけに、ようやくホッと一息つくことができたなと。屋久島らしいユルい時間でありました。


 というわけで、方向は変わってしまったものの、宮之浦岳はまた晴れの機会に行くとして、大雨に打たれ、凍えるほどに真夏の寒さを感じ、屋久島中毒患者にはたまらない一日となりました。

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