2013年2月17日日曜日

あてはあっても、あてもなく。

 本日はこのブログを読んでいる方には恒例であるカヨコ母さんと一緒にあてもなく歩いてまいりました。実は屋久島に着いてどうも調子がおかしかったというカヨコ母さん。なんとあのカヨコ母さんが(どの?)前々日には病院にまで行ってしまったくらいの体調不良。しかし、そこはかとなく歩けるまで回復し、森歩きとなりました。ちなみに相棒兼愛娘のアキノちゃんは休養に。当初はちょっとだけハード系を狙っていたのですが、まだ完全復活ではなかったので、ユル系に変更しテクテク歩いてまいりました。

 今日はなかなか寒い朝でありました。登山口付近は2度。日陰や風通しの良い所はマイナスだったと思います。軽く地元の小学生達と戯れてから、レッツスタート。すると歩き始めてそうそうに、つららが…。寒いわけです。ちなみにこのつららは苔の雫が成長したもの。屋久島ならではかなと。

 でもって、そのつららの下に目を向けると…。雫が鍾乳洞のように凍っておりました。この季節の風物詩とでもいいましょうか、芸術の域に達しております。ちょっと写真だとわかりにくいですが、目を凝らして見てみてください。


 とまぁ、のんびりペースで雑談に雑談を上塗りしながら歩きました。とりあえずの目標はあるものの、明確に「ここ!」という狙いはなく、さまようように前進。歩いては足を止め、足を止めては腰をおろし、巨木と戯れたり、苔に魅了されながら、時間じゃないような時間を過ごしました。


 ときおり、美しき水に心を奪われつつ、どっぷり森につかりました。今日はこのコースを選んで大正解だったなと。病み上がりのカヨコ母さんにも優しい感じでありました。それにしても、この森は癒されます。
 でもって、お弁当だとちょっと胃に負担がありそうな感じだったので、うどんをほおばりました。ちょっと柔らかめのうどんになってしまいましたが、胃には優しかったかなと。ユルいランチタイムでありました。


  帰り道も相変わらずテクテク歩き。ちょいと標高が高めの所を歩いたのですが、オオゴカヨウオウレンもばっちり咲いておりました。なぜだかどうして、この花を見ると心が落ち着きます。屋久島にしかない固有種でありながらも、屋久島の森や山にはどこにでもあるので、屋久島の心にも咲く花なのかもしれません。ちなみにこの長い名前の花をカヨコ母さんは一発で言い当てることができました!さすがベテランです。


 そんなこんなで、それほどの距離ではないのですが、あっという間に時間が過ぎ去って行きました。良い森歩きでありました。最終の飛行機に乗る前に温泉に寄り、ユルいながらも濃厚な一日でありました。相棒兼愛娘のアキノちゃんもまぁまぁ復活してお見送り。ちなみにカヨコ母さんはすでに次回来島の日程も決定しています…。


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