2013年11月23日土曜日

壊れかけの男達…。

 本日は昨年の同じ時期に来たアンちゃんが率いるヒラノ&ハーチャとボクのヤロー4人でワイワイ太忠岳へと行ってまいりました〜!前日の縄文杉で久々の再会をしつつ、いざ登山口へ向かいました。

 で、ちょうど朝陽が昇ってくる時間帯に良いポイントにいたのですが、ヒラノがいきなり「サンセットだ!」と叫びました。すぐさま「サンライズ!」と修正しつつ、良い朝をむかえることができました。ヤロー3人で「サンセット」を浴びてます。


 でもって、車の中からして「なんなん…、膝が…」ということで、思いっきりに昨日の余韻を残しつつのスタートとなりました。そうです、ガラスの膝が6本…。割れないように優しく歩きました。
 とりあえずは、川まで歩いてブレックファースト。非日常的な朝食が実に気持ちよかったです。想像していたよりは寒くなかったので、おいしく朝弁当をいただけました。


 そして、登ります。30前半にして老後のスタイルを習得すべく、ストックに思いをたくしてがんばります。昨日、お店が終了するギリギリでレンタルすることができたストック。本当に良い相棒になってくれました。


 そんな感じでガラスの膝をかばいながら、テクテク。するとヒラノとハーチャがこのたびのためにカメラを新調したという情報が。休憩がてら、軽いカメラ講座開講!今日の目標は頂上を目指す事なので、ディープに写真に時間を使えませんでしたが、簡単な基本を学びつつパシャパシャ。ちょっといじるだけでかっちょ良い写真が撮れるだけに、二人ともシャッター音を森に響かせておりました。


 早朝は思いっきり晴れていたので、森に差し込む光が美しかった。そんな森なので、5歩歩いてカメラ、5歩歩いてパシャパシャ…。嬉しいほどに前に進めない良い朝だったなと。写真は撮りたい時に撮る。これが本質かなと。 


 登る時よりも下りの方が膝にくるので、多少の痛みはあるものの、笑顔で足をあげることができました。といいつつ、ガッツリ足をあげる場所は気合いとかけ声をミックスさせ、膝をかばいつつ、良い汗ながせたなと。もちろんストックの威力を発揮しながら…。途中、ヒラノの左足が危険信号が出そうだったので、サポーターを装着。それなりに効果があってイイ感じでした。


 んでもって、寄り道しつつ、休憩しつつ、割れそうな膝を守りながら、ガンガン攻めました。そして、堂々の頂上到着!!!天柱石に圧倒されつつ、我が子のように膝を守りつつ、本日最大の目標を達成する事ができました。え〜、ちなみに膝以外は全員元気100%でありまして、ヤロー4人でワイワイ楽しかったです。みんなで膝の弱さを笑い合いながら登ったのが良かったなぁ〜。


 風もそれほど強くなかったので、頂上でランチタイム。お弁当を食べている時は周りが真っ白だったのですが、飯を食い終わったらご覧の通り。安房の街、種子島までキレイに見えました。ん〜、気持ちよかったです。


 で、帰りがけにアンちゃんが「岩と青空とオレ」を撮って!というのでハーチャがカメラマンとして激写。膝の痛さをみじんも感じさせないアンちゃんの後ろ姿です…。良い空でした。


 で、頂上付近の陽の当たらない場所には先日降り積もった雪がちょいと残っておりました。まだまだ紅葉も残る秋モードでありますが、冬の気配がジワジワと感じられる季節になってきております。


 そして、魔の下りに…。登り以上に膝に気を使うわけでして、壊れかけのレディオをついつい口ずさみたくなってしまう、壊れかけの男達…。すると、ハーチャがそこそこ痛そうに歩いていて、アンちゃんが「だいぶ痛いの?」と聞くと、ハーチャは「だから、朝からだって!」と、痛いのは前提でひたすら頑張っていたのでありました。膝が痛かろうが、壊れかけの男になろうが、遊びのために全身全霊をつぎ込む…。これこそ、真の男だなと。キネシオテープで左足におまじないをかけつつ、優しく下山に集中しました。


 で、本日一番の急斜面を意外と?順調に下り終え、天文の森まで戻って来れました。心落ち着く場所なのでここでブレイクタイムをしようとすると、なんとアンちゃんが!!!「なんなん、今日はオレがコーヒーをいれるよ」と男気あふれるおもてなしをしてくれました〜!ササッとジェットボイルを出し、「オレの膝が痛くなったのはみんなにコーヒーをいれるために重い荷物をもったからなのさ」と、これまた壊れかけの男が良いとこ見せてくれました。かっこいい〜!


 そんな真の男がコーヒーを入れているとき、フォトグラファーヒラノは水に集中。左足はなんとか曲げる事ができています…。


 そんな熱い男達とコーヒーで乾杯ッ!もちろんドリップコーヒーなので、香りを楽しみつつ最高の時間を過ごす事ができました。すんばらしかったです。


 そして、昨年に引き続き、静岡代表選手として今年も「夜のお菓子」を配ってくれました。名作です。久しぶりに食べるとホントにうまいなと。名作である理由がわかります。昨年の模様を知りたい方のために、お暇な方は下記のリンクもどうぞ。http://biyakublog.blogspot.jp/2012/11/blog-post_19.html


 とまぁ、そんなワイワイとした優雅な時間を過ごし、最後の下りもガラスの膝は割れる事なく、ひび割れ程度で無事に下山完了!相変わらず、膝以外は元気120%なみんなでして、笑顔で素晴らしき一日を終える事ができました。壊れかけだからこそ、真の男が磨かれた太忠岳登山でありました。

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